あとがき
延々１年半にわたって書きつづけてきた「月の城」の
お話しを、最終夜「夜間飛行」で終えます。
紆余曲折がありましたが、ここまで変わらず応援してくださった
皆様に心よりお礼を申し上げます。
なかなかご期待に添えるような（？）お二人を繰り広げる事が出来ず、
ジレンマに陥った事もありましたが…。
結局、書き始めた時に頭の中にあった構想は変えませんでした。
大好きなお二人に焦点をあてた時に
原作で描かれなかった部分を自分なりに埋めてみたいと思い、
はじめた「月の城」です。
ですから、ずうっと原作を追う形で書いてきたのですが
最後「半月」で、原作から離れて
おまけに桃矢君の力を取り戻してしまうという
展開にしてしまいました。
桃矢君には、どうしても「普通の人」になって欲しくなかったという
単なる私のわがままです（笑）
そうして、お二人を関係づかせてしまった私は、
やはり、その最後も看取って（？）おきたいと…。
最終話「夜間飛行」はそういう気持ちで綴りました。
お二人の関係は、決して終わらない。
時が流れて、姿かたちを変えても、きっとまた
惹かれあい、別の物語を紡いでゆく。
そんな気持ちです。
いつも、拙い話を読んでくださった皆様、励ましの声をかけて下さった皆様。
そして、余計な苦労をしょわされて、１年半付き合ってくださった
愛する雪兎さんと愛すべき桃矢君に、心からお礼を申し上げます。
2001.11.1 管理人enn_mama
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